水星
太陽のすぐそばを公転する惑星、太陽からあまり離れることのない水星を実際に見たことのある人は意外と少ないのではないでしょうか?有名な天文学者ハーシェルは1度も水星を見ることが無かったそうです。地球からの見かけの位置が太陽から最も離れた時を最大離角と言い、太陽の西方と東方で年に各3回起こります。この頃が観望の絶好のチャンスとなりますが、日本からでは黄道と地平線との角度が大きくなる春の夕暮れ、秋の夜明けにそれぞれ東方最大離角、西方最大離角になった場合、比較的容易に見つけることができます。
地球から観望すると、常に低空に見えているため大気による光の分散効果が働き、画像のように虹色に見えてしまいます。また、水星は数年に1度、太陽面を通過する天文ショーを見せてくれます。
水星には大気が無く、昼の気温は数百度、夜の気温は−200度近くになります。また、月と同じように表面はクレーターに覆われています。
水星の軌道はかなり偏った楕円となっています。太陽に最も近い位置を近日点と言いますが、この近日点が徐々に移動することが観測より分かりました。かつてこの理由が全く分からず天文学上の大問題でしたが、アインシュタインは一般相対性理論により、極めて美しくかつシンプルにこの難問を説明しました。
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